こんにちは。パパラギ町田店の松本です。
2回にわたってご紹介してます魚の一時防御!
前回は隠遁(いんとん)と隠蔽(いんぺい)についてご紹介しました。
皆さん覚えていますか?
来週ご紹介しますと言いつつ間が空いてしまってすみませんでした。
覚えていない!そもそも前回のを読んでいない!
そんな方、こちらのページをご覧ください→お魚学習パート1
さて、今回は捕食者にわざと見つけさせる一時防御についてです。
まずはこちら。
ヒレが花火みたいで綺麗ですね。こちらはミノカサゴ。わぁ~綺麗!と触ってしまうと猛毒を食らいます。
このように自分が危険である(毒を持っている)、または嫌な味のする生き物であることを周囲に目立たせる行為を 警告(けいこく)と言います!
次のご紹介の前にまずはこちらをご覧ください。
こちらはゴンズイという魚です。毒を持っているのは有名ですよね。磯場の生き物観察の時などは子供たちに「触っちゃだめだよ!!!」と強く念を押す生き物の1つです。毒がある事を知らなかった方、絶対に触ってはいけません。
さて、この毒を持つゴンズイの一時防御は警告です。
では続いてこちら。
伊豆でもよく見る事の出来るコロダイという魚の幼魚です。(写真が見つけられませんでした。許してください。)
何か気が付きませんか、、、、?
そう!ゴンズイに模様がそっくり!!
このように危険(毒がある)、または嫌な味のする生き物そっくりに姿を似せて捕食者の目を欺くことを ベイツ型擬態と言います!
他にもベイツ型擬態の派生で、マネする生き物(ミミック)とマネされた生き物(モデル)がどちらも毒を持っている場合をミュラー型擬態
ミュラー型擬態の特殊例として、危険な生き物がより危険が少ない生き物に姿を似せていることをメルテンス型擬態と言ったりもします。
さてさて、ここまで2回にわたって魚の一時防御についてご紹介してきました。楽しんで頂けましたか?
次回ダイビングする時には是非目の前の魚がどんな一時防御を駆使しているのか観察してみてください♪
あかね